叔母に会いに行く
父の90近い姉は独り暮らしをしていた。
とにかく元気。
明るい。😆
顔を出すようになったのは4年前からだ。
父が心配していることに気付いたから。
初めは父のために。
でも私と叔母はすぐに打ち解けて友人のようになった。
叔母はいつも明るくて笑っている。
好奇心旺盛で楽しい人なのだ。
私はロールキャベツやらカレーやらきんぴらやら餃子やら作って持っていく。
そして途中で買った特上のお鮨に二人で舌鼓を打つのが定番だったがコロナが流行ってからはお鮨を届けるだけになった。
去年の夏、
『私がワクチンを打ったら一緒にお鮨を食べようね!』と話したが叶わなかった。
訪問した2週間後叔母は熱中症で倒れていたところをデイケアの人に発見された。
丸々1日倒れていたらしい。
初めは寝たきりだった叔母は見事復活✨
普通に歩けるようになり今年老人ホームに入った。
ただ、コロナで面会はなかなか出来ず今になってしまった。
差し入れにナマモノは持っていけない。
今回はショートケーキと果物のゼリーとブランデーケーキとクッキーとお煎餅🤭
叔母はとっても喜んで
『maiちゃん!忙しいのに悪いねぇ!来るのにどのくらいかかったの?』と言った。
面会の15分の間に5回繰り返したが私は初めて聞かれたように
『うん、30分かな~😆』と繰り返した。
叔母は『ここの人はみんないい人でね、職員も優しいし部屋から桜が見えてね~😆』と感謝の気持ちをやはり5回くらい繰り返した。
「良かったね~😆」
『私今、悩み事何にもないよ』と叔母が言い私が
「あら!良かったじゃない😄じゃ私の悩み事を置いていこうか?」とふざけると叔母は間髪入れず
『受け止めるよ』と言った。
「え?😆跳ね返すよとかお断りだよじゃないの?😆」と笑うと
『受け止める』
と言って両手を差し出した。
不意討ち。。。
「やだ…おばちゃん、涙出ちゃう」
込み上げてくる涙をグッとこらえた。
コロナが終わったら叔母を車に乗せ近くのお鮨屋で特上を握ってもらおう。
二人でワハハハと笑いながらお腹いっぱい食べよう。🍣✨