私がブログを辞めたわけ

私が以前のブログを辞めたわけは

『こんなに頑張ってきたのに何も変わらなかった』虚しさだった。

うちの子供は現在完全不登校だ。


以前のブログを消したことは私の精神的な自殺だったと思っている。


発達障害の親に支援を!


そんな気持ちで始めた以前のブログ、自分の経験が誰かの役に立つならとかなり赤裸々に書いてきた。

その行き着いた先が不登校で…学校からはダメな子なレッテルを貼られたような気がした。

こんなに頑張ってきたのにダメな子?

自分があまりに情けなかった。

悲しかった。

 


発達障害の子供はある時期育てるのがとても大変なときがある。

5年前私は重いうつ病を発症し子供を育てられなくなった。


自分が体験した地獄。

助けを求めても求めても誰も来なかった。

そんな時ここムラゴンで同じように苦しむ一人のお母さんを見付けた。


当時書かれていたあまりの惨状に

『あなたを一人にしない』とコメントしたのがムラゴンとの関わりの最初だ。


救われなかった自分と彼女は私の中でぴったり重なった。

救われて欲しい、救いたい!

状況はどんどん悪くなっているように見えた。

彼女を救うことは過去の私を救うこと。

そんな気持ちになった。


私の知る情報、医療や学校、役所関係全てを彼女に送った。


彼女にとっては迷惑だったことに気付かなかった。

気付けなかった。

今ならわかるのに。


彼女や子供さんが死んでしまうのではないか、毎日それを恐れた。

彼女は苦しい状況の中動かないように見えた。


『母親が変わらなければ子供は変わらない』


私は自分が言われて嫌だったその言葉を彼女に投げ掛けた。

誰かに助けを求めて欲しいその気持ちが強かった。


私たちは激しい仲たがいをした。2年前の話だ。


ムラゴンとの出会いから5年が過ぎ私たちの子供は成長した。

私はブログをやめてから彼女に謝罪のコメントをいれた。


彼女は

『育児に対する考え方が違っただけだ』と言ってくれた。


結局

発達障害って


あれをやったから、

支援を求めたから、

療育を受けさせたから


そこで何かが変えられるわけではないのだと思う。

本人の成長が全てだ。

結局変わらないものだってある。


だけど今彼女の息子さんはネットの動画編集でお金を稼ぎ政治や社会について語り、一人で東京まで旅をし、たくましい。友達もたくさんいる。


私の子供もピアノを弾き絵を描き、小説を書き、ゲームを作り、何やら楽しそうに過ごしている。


『普通』と言われる子供ではないかもしれないがどちらもなかなか魅力的だ。


…成長したのだ。二人とも。


親目線で我が子を見るとまだまだ問題は山積だ。

まだまだ泣きたくなることも一杯ある。

こればかりはその都度、一生付き合っていくのだろう。

ここは発達障害を持って生まれた子供を持つ宿命だ。



私は結局彼女の力にはなれなかった。

むしろ苦しめた。

そこは申し訳なく思う。 


育児に正解なんてない。


あのときまだ小さかった私たちの子供は青年になりつつある。


もう、彼らの人生だ。


そして自分の子だと思わなければ二人ともなんと面白く興味深い子供に育ったことだろう。

なんと魅力的でユニークな性格だろう。


ねぇ、チューリップさん、

私たちはここまで頑張ったよね!


あなたが見まもり続け大ちゃんの意思を尊重し続けあの大変な生活から今の落ち着いた生活まで大ちゃんを信じて待ち続けたこと、『大は大丈夫』と言い続けられたこと。

今は本当にすごいと思う。


当時は気付けなくてごめんね。

何の役にも立てなくてごめんね。

そして私があなたを助けたいと強く思ったことから余計なことをしてあなたを傷付けてごめんね。

いつかこのブログでしっかり謝ろうと思ってた。


これからチューリップさん自身の花を咲かせるのを応援してるよ!

私もこれからの人生楽しむよ!😉


また前のブログを辞めた時にその後も温かく見守ってくださった方々。戻ってきた時に温かく迎えてくださった方々にこの場で感謝いたします🙇。ありがとうございました🙇

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