コロナで元気がなかった母がシネマ歌舞伎に行き毎月一度を楽しみにしている。

次は『峠』が観たいとチラシを持ち帰ったら父も観たいと。ワクワクの伝染が嬉しい。

やっと外に出られるようになり母の体力が落ちたことに気付く。

一緒に映画館までの道のりを歩きながら母のゆっくりの歩みに合わせる。

衝撃的な映画予告。

『75歳以上の人が自分で死を選べる法案が可決されました』

暗い会場で母はどんな顔をしてこれを見ているのかと心臓がぎゅうと苦しくなる。

確かに表現は自由だろう。

でも私は非常に不愉快だ。

歳を取ったから？それだけの理由でなぜ自分で死を選ばなければならないのか？

震えるほどに嫌な考え方だ。

内容はそれをどう扱うのかはわからない。本当は素晴らしい映画なのかもしれない。

だけど予告だけしか観ない人もいるだろうし予告で心を傷つけられる人もいるだろう。

朝の情報番組でこの映画を扱っていた。MCが

『面白いテーマだねぇ！』と興奮気味に言う。

面白くね～よ！😠

デリカシーなさすぎだわ。

例えば医療費がかかる人がいたとして社会の迷惑だから死んでくれと言うだろうか？

(私は先日歯の治療に三万くらいかかっている。７割は国負担だから死ななきゃか？)

それは以前障害を持つ人は迷惑だからとたくさんの人を殺した事件とはどこがどう違うのだろうか？

考えただけだよというなら表現の自由だというならR指定をガッツリ付けテレビや予告で衝撃シーンだけ垂れ流すのはやめてくれ！

お年寄りを敬わない社会にいつからなった？

75歳以上はいらないという考え方が震えが来るほど悔しい。

涙が出るほど悲しい。

私の大事な人たちを傷付けるな！

この記事は野菜党師匠(私が勝手に師匠とお呼びしています。すみません🙇)の記事を読んで私の思いを記事にしました。

私の一番好きな師匠の絵が再掲載されています。

ごめんなさい🙏再掲載ではなく新しい絵でした。一番好きと言って間違えてしまいました。お詫びいたします🙇